風邪からインフルエンザに症状が悪化?家庭でする対応はこれ!

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インフルエンザが流行りだすシーズン、体が少しだるいとか熱っぽいな…

「インフルエンザに感染したかもしれない!こじれたら困るから早めに病院に行って診察しなきゃ!」思う方がと大半ではないでしょうか?

インフルエンザの症状がでるかでないかはっきりしない潜伏期間に病院にいくと風邪と診断されるかもしれません。

しかし、それはインフルエンザに感染しているかもしれないし、2次感染でインフルエンザになるかもしれません。

Contents

インフルエンザと確定診断するには検査が必要

インフルエンザに感染しているかどうかは病院に行くと問診から医者が判断することも、もちろんできます。

しかし、確定するためには、患者さんから検査をしてインフルエンザウイルスを発見しないといけません。

インフルエンザには3種類型があり、一番気をつけなければいけないインフルエンザの方はA型です。

疑問補足:インフルエンザウイルスのB型、C型と感染力が弱くなります。

病院では、インフルエンザ迅速診断キットというインフルエンザウイルスのA型とB型の判定ができるものがあります。

鼻の粘膜や鼻水を取って、それを『イムノクロマトグラフィー法』で判断し、15分ほどで分かります。

補足:この方法で、A型かB型かまでは判断はできますが、A型の中でもまた新型か季節性のインフルエンザなどの型までは分かりません。ちなみに、新型かどうかを特定するには『PCR検査』が必要です。

インフルエンザ迅速診断キットの限界

簡易的にしかもすぐにインフルエンザウイルスに侵されているか分かるので重宝されていますが、100%の確率ではありません。

患者さんの鼻のかなり奥から綿棒でウイルスを含んだ検体を取らなければいけません。

耳鼻科などで、鼻水を吸引する時に鼻の奥にいれられると嫌な感じを経験したことある人もいると思います。

そのような検体を取り出す作業を迅速に且つ、確実に行うことは難しいのです。

なので、検体の精度もそれほど高くはないので、得られた検体ではインフルエンザがマイナス、つまり、陰性になるケースも少なくないそうです。

だからと言って、インフルエンザではないという保証はありません。

ポイントとして、検査をしてもインフルエンザが陽性で感染している可能性があるということを知っておいてください。

風邪とインフルエンザを併発

始めからインフルエンザに感染した場合も、インフルエンザの検査結果は、発症からの時間経過によって、陰性になる場合があります。

また、初期は風邪の感染だけでしたが、免疫力が下がった時に、インフルエンザウイルスを空気感染、飛沫感染、接触感染で鼻や口から入ってきてしまい、感染して併発することもあります。

ウイルスは乾燥しているところでは、ビュンビュン飛び回っています。

しかし、部屋の湿度をあげるとウイルスたちに水分がついて重くなり地面に落ちていきます。

だから、部屋の乾燥を防ぐことはインフルエンザや風邪の対策の一環となります。

初期症状だけで風邪かインフルエンザか分からない場合でも、どちらにせよ、気をつけることは脱水症状です。

脱水状態だと回復も遅くなりますし、水分が取れなければ、入院が必要になります。

飲料としては、お水、お茶、スポーツ飲料など、気持ちいつもより飲んでいるくらいがちょうどいいです。

注意:市販の解熱剤、鎮痛剤、家に残った抗生物質は服用をおすすめできません。ライ症候群のリスクや必要検査ができなくなる可能性があります。

風邪とインフルエンザの症状で違いを見分ける方法はこちらの記事を参考にしてください。

風邪から2次感染して肺炎や中耳炎も起こる

風邪からインフルエンザだけでなく、その他の細菌感染も引き起こす2次感染もあります。

例えば、風邪による喉の炎症のあとに、中耳炎になったり、気管支炎から細菌が加わって肺炎になったりすることもあります。

風邪には特別な治療をするための薬がないので、細菌性の感染症があるとしても予防として抗生剤を使用しようできません。

「風邪をこじらす」とか「風邪に負ける」とは2次感染をして症状が長引いていることを呼びます。

インフルエンザに感染した場合の対応

インフルエンザのシーズンには急な発熱や咳のような症状が出た時の家族や自分の対応について知っておくことは重要です。

●かかりつけ医がいない場合、住んでいる地域の保健所に設置されている発熱相談センターに電話相談してください。

●インフルエンザを診断できる近隣の病院を知っている場合は、行く前に電話で受診できるか確認してください。

●もともと持病がある人はかかりつけ医がいると思うので、先生に電話して受診時間を聞いてください。※直接行くと周りに感染させる恐れがあります。

●妊娠している人はかかりつけの病院へ電話して先生から内科病院の紹介状をもらってください。

●その他激しい症状(呼吸が荒い、意識がふらふら、生後3ヶ月以内の赤ちゃんが発熱など)なるべく早く入院設備のある病院を受診してください。必要ならば救急車を呼んで、インフルエンザの症状があることを伝えてください。

まとめ

インフルエンザ検査では間違うことあるので、風邪でもインフルエンザでも他人にうつしてしまう危険性があります。感染者は注意をして行動してください。

風邪だったけど、免疫力が低下してインフルエンザにかかってしまうこともあります。

かかってしまう前に、インフルエンザなどの感染症から身を守るためにできることを備えておくことが大切です。

  1. 感染症に対して正しい知識を得ること
  2. 感染すると重い症状になる人には注意を払うこと
  3. 家には予防できるものや生活用品を備蓄すること
  4. 家族で頼れるかかりつけの医者を見つけておく
  5. 感染したときの連絡先を携帯に入れておく

以上、「風邪からインフルエンザに症状が悪化するか」をご紹介しました。