怖い感染症エボラ出血熱について!日本でも感染する可能性はある

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エボラ出血熱の患者

以前は、エボラと聞いてもなんだかよく分からない人が多かったと思います。

しかし、2014年の西アフリカで起きたパンデミックによってエボラウイルスの破壊力と死亡事故が多発してしまい、世界的に悪名を轟かせました。

実は、2014年以前にもエボラ出血熱はアフリカの中央部に存在していました。

ただ当時は、僻地にある村の人またはその集落のみで感染で一部のみの感染で終息していました。

では、なぜそのようなある特定の一地域の風土の病気が世界的に広がっていったのでしょうか?エボラについて見ていきましょう。

エボラウイルスとは?

エボラウイルス(Ebola virus disease)は人やサルなどの霊長類にインフルエンザのような急な熱を引き起こし、致死率が高いです。

エボラウイルスは、現在5種類の形状が確認されています。その中の4種が人やサルなどに病原性を示しており、致死率は30〜90%と種類によって異なります。

大きさは、幅80nm長さ700〜1500nmとかなり大きいウイルスです。

補足:インフルエンザが約100nm、ノロウイルス27〜37nmです。

もともとはコウモリがエボラウイルスを持っている?

今、一番致死率が高いとされているエボラウイルスの宿主はフルーツバットというコウモリです。このコウモリに感染性のエボラウイルスが分離された報告はないですが、エボラに対して抗体が発見されています。

注意:フルーツバットが宿主であるとはまだ断定はできていません。

フルーツバットを住処とする洞窟に訪れた動物や人が接触または、排泄物を触れることによって感染し、発症する可能性が高いとされています。

または、感染した動物の死体や生の肉に人が直接触れることで感染して人の住処に侵入した可能性が示唆されています。

補足:コンゴ共和国の野生動物保護地区で、森に住む約5000頭のゴリラがエボラ出血病にかかって全滅したそうです。

エボラ出血熱の症状は?

エボラに感染するとインフルエンザのような初期症状(急な高熱、筋肉痛、頭痛、嘔吐、下痢、全身の倦怠感など)が続き、重症化すると、血吐したり、消化器官から出血します

我が国では、エボラ出血熱と呼ばれますが、重症化しない30%は出血を起こさない場合もあります。

たとえ、完治したとして重い後遺症を残す場合があります。エボラに感染したアメリカ人医師もてんかん、記憶障害、耳鳴り、目の痛みに苦しめられ、退院後9ヶ月後でさえ、精液からウイルスが検出されたと言います。

疑問:WHOによると、エボラ出血熱ではなく、エボラウイルス病となっています。

エボラウイルスの潜伏期間は2〜21日で平均的には1週間〜10日前後で発症します。

重症化するケースでは、発症して7〜10日に出血が伴い意識がもうろうとして死ぬ至る場合が多いです。

なので、体内で抗体ができるまでエボラウイルスと格闘をします。エボラウイルスに効果がある薬がないため対症療法により処置します。

このような対症療法を適切に行うことができれば致死率が下げることが可能なのですが、医療設備が不十分なアフリカ諸国だったために、致死率が高まったと言われています。

エボラウイルスの感染経路はどこから?

エボラウイルスは罹患患者の血液や体液の接触感染が主な感染経路です。飛沫感染もサルで起きているためその可能性もあると指摘されています。

疑問:インフルエンザと同じ侵入経路の場合もっと拡散していたと考えられるため空気感染はありません。

従って、感染者の吐瀉物(としゃぶつ)や排泄物、唾液、精液などに触れないようにすれば感染する確率は低いです。

感染者の体液や血液には1mlに1億個程度のエボラウイルスが含まれています。ノロウイルスと同じで数10個〜数100個のウイルスが体内に入るだけでも感染する可能性があります。

感染症の対処の知識不足、アフリカの葬式の方法などにより家族間や集落に広がりを見せました。

実は、筆者も2012年に西アフリカのトーゴに2ヶ月程度住んでいて、お葬式にも参列しました。

日本の様式とは大きく異なり、亡くなられた方が寿命を全うされた場合はその集落でお祭りのように踊ったり歌ったりして見送りました。

エボラウイルスが世界に拡散

その地域独特の文化や習慣だけでなく、道路や交通機関が整備され都市部との交流が盛んになり潜伏期間の状態の人たちが移動することで効率的に人から人へ感染者を増やしていきました。

文明の発展経済成長とともに野生動物が生息する地域を開拓していきます。野生動物は様々な菌やウイルスを宿主としていて、共存していますが、人に対しては病原性を示すものもあります。

都市部には人口密度がより高いスラムがありその場所にウイルスが拡散され医療サービスも受けることができないような環境にあったことも拡散した一つの理由です。

BBCニュースが発表したエボラに関する研究にて判明したことは、エボラウイルスが蔓延した原因として全体のたった3%の人から61%の人に感染をしたということです。

特に、子供やお年寄りなど濃厚に接触したり、お世話が必要な人への感染が多かったと述べています。このようなスーパー伝染者を特定し対応することができれば、通常よりも終息させることも早くできる可能性があることを示唆しました。

参考http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-38965926

都市部から首都圏へそして、飛行機を通じて移動していき爆発的に流行を起こしました。このようなグローバル化した世界では予想ができないようなパンデミックが今後起こることを防ぐことは難しいかもしれません。

今回のエボラウイルスによるパンデミックにより、2013年12月〜2016年1月までに集計された感染者数は28637人、死者数は11315人が犠牲になりました

ここ数十年の間に予防接種や抗菌薬や抗ウイルス薬が開発され公衆衛生や医療が進歩し、病気と向き合ってきました。

一方で、新たな感染症の危険性の可能性も高まっていることを知らなくてはいけません。

日本とエボラウイルス

日本では幸いなことですが、現在感染者はいません。リベリアから帰国した日系人の男性が発熱の症状があったことから国立感染症研究所にて隔離され検査されましたが、感染していませんでした。

もし万が一、検疫で申告なしで入国してしまい病院にかかったとしてもエボラ出血熱とは診断は下さないでしょう。

さらに、重症化して救急車で運ばれた病院で嘔吐や汚物が感染源となり広がってしまったら院内感染になりパニックに陥ります。もし、駅や電車で倒れてしまったら?

2次感染した人を特定することは不可能です。

医療制度が整った日本でも拡散の可能性は否定できませんし、むしろ人口密度が高く、人が集中している東京や大阪などの大都市の感染症のリスクは高いです。

これがエボラウイルスに限らず、インフルエンザやノロウイルスにも同様に言えます。20世紀は国同士の争いでしたが、21世紀は目に見えないウイルスや菌と私たち人間の争いになるのかもしれません。

まとめ

世界の人口が74億人に達し、人口が等比数列的に増えている21世紀に生きる私たちは、都市部に住み人口密度がより高くなり、村集落から都市部の交流が活発化し、さらに電車や飛行機などの交通機関が発達し、世界は狭くなりました。

その結果、感染者が多くなりその人たちが縦横無尽に移動することで世界各国へエボラウイルスが拡散してしまいました。

そのため、1カ国の問題ではなく、世界的に取り組むためにWHOを中心として感染症の対策を進めていかなければいけません。

エボラウイルスによるパンデミックから学び今後起きる可能性がある新型の感染症に対して私たちも対応をしていかなければいけません。

以上、怖い感染症エボラ出血熱について!日本でも感染する可能性はあるについてでした。

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