ケトン食でにも免疫力アップ?インフルエンザ対策となりえるか?

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家族でケトン食

ケトン食を聞いたことがありますか?食事する際に糖質をかなり控え、カロリーのほとんどを脂肪から摂取する「ケトジェニックダイエット(ケトン食)」と呼びます。

エネルギーの60~90%を脂肪でまかない、糖質・炭水化物の摂取を可能な限り減らすことで、通常エネルギー源として体内で使われている糖が極端に減ります。

 

その結果、糖の代わりに脂肪が分解されると、ケトン体が発生します。

そのケトン体をエネルギー源として利用するというのが、ケトン食なのです。

 

ケトン食は癌治療やてんかん療法として注目されています。それだけでなく、最新の研究では、ケトン食が体の免疫が活性化するという研究が出ています。

 

今回は、その研究内容についてご紹介いたします。

マウスの実験でケトン食の免疫力を上げる効果が判明

アメリカのエール大学の研究チームによると、ケトン食を与えたマウスは、通常の食事を行っていたマウスに比べて、インフルエンザウイルスに対する免疫力が高いこと科学誌サイエンスにて発表しました。

 

必要なカロリーの90%を脂肪、1%未満を炭水化物でとるケトン食のエサと、18%が脂肪、58%が炭水化物という通常のエサを1週間与えたマウスに致死性のA型インフルエンザウイルスを感染させました。

 

通常食の7匹は4日目までに死にましたが、ケトン食の10匹は1週間後も半数が生き残りました。

 

マウスの肺の内部を調べたところ、ケトン食のマウスには免疫細胞の「ガンマデルタT細胞」が増加しており、インフルエンザウイルスは少なくなっていることが分かりました。

ケトン食はガンマデルタT細胞を活性化させる

ガンマデルタT細胞は、細胞内層に粘液を産生する免疫系細胞で、粘液の産生が増加することで肺の内側の細胞の感染に対する感受性が低下したと考えれます。

 

ケトン食ほどでない高脂肪食(60%を脂肪、20%を炭水化物)では効果がなく、脂肪が分解された時の副産物「ケトン体」を与えた場合でもT細胞は増えませんでした

 

つまり、ケトン食の場合でのガンマデルタT細胞が増え、ウイルスが肺にある細胞への侵入を抑えるということが分かりました。

 

マウスと人の代謝は異なりますが、ケトン食がインフルエンザウイルスに対する免疫を上げる可能性が示唆されました。 

 

今後そのメカニズムや人に対する研究されていくことを期待しています!

 

以上、ケトン食でにも免疫力アップ?インフルエンザ対策となりえるかについてご紹介しました。

参考:Ketogenic diet activates protective γδ T cell responses against influenza virus infection

 

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