感染症ノロウイルスに対する次亜塩素酸ナトリウムの薄め方について

この記事シェア!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

次亜塩素酸ナトリウム

季節に関わらずノロウイルスはありますが、特に冬場に注意が必要ですね。

川から海に流れ出てくる時に、ノロウイルスを含んだプランクトンなどを養殖している牡蠣などの貝類が食べて排出せずにそのまま食卓で食べることで発症してしまいます。

ウイルスは人間環境下で増殖はしませんので、人間に侵入するまでは粛々と耐えてまっています。

余談にはなりますが、川に近い海での養殖の牡蠣にはノロウイルスが含まれている可能性は高いです。

一方、少し離れた海での養殖ではノロウイルスを取り込んでいる可能性が低いため生で食べることができるのです。

しかし、牡蠣は大事をとって加熱して食べる方が多く食中毒を注意しているにも関わらずたくさんの集団感染を引き起こすのはなぜでしょうか?

ノロウイルスの驚異的な感染力

ノロウイルスの感染力は他の感染症よりも強いです。ノロウイルスが10〜100個程度摂取するだけで発症すると言われています。

感染した人の嘔吐物や便には極めて大量のウイルスが含まれており、そこから感染が広がっていきます。

しかも、いったん症状が治まったようにみえても、1週間〜2週間程度は患者からウイルスが排出され続けています。症状が治まったことで油断してしまうと感染を広げることにもなってしまうのです。

いくら注意して処理していても、患者が直接触れた衣類やドアノブ、あるいは家族が口にするときに触れる食器などはしばらくの間はしっかりと消毒したほうがよいです。

また、広がる理由として、アルコールではノロウイルスに効果が薄いため良かれと思ってアルコール除菌をして安心したところ感染が広がる結果になります。

次亜塩素酸水溶液を利用した除菌剤や効果がある除菌剤をノロになる前から予防として使用しましょう。

注意:次亜塩素酸水溶液と次亜塩素酸ナトリウムは違う物質なので混同しないようにしてください。

参考ノロウイルス対策に効果がある除菌剤について比較しました!

次亜塩素酸ナトリウムでの嘔吐処理する時の注意点

次亜塩素酸ナトリウムはドラッグストア、ホームセンターなどでも普通に市販されています。

キッチンハイター、カビ取りハイターの成分が次亜塩素酸ナトリウムです。次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルス分解することができるため、ハイターを使ってノロ対策を行うことができます。

次亜塩素酸ナトリウムで清掃

しかし、そのまま使っては濃度が高すぎるため、希釈してから使う必要があります。

ノロウイルスが含まれていると疑われている嘔吐物や便などを処理する、処理した後に使うような場合はある程度高い濃度が0.1%〜0.5%(1000ppm~5000ppm)程度必要となります。

しかし、厚生労働省によると有機物(嘔吐物や便)が多く存在する環境で全てのウイルスを分解することはできなかったとあります。そのため、処理すれば感染しないということはないです。

参考参考:ノロウイルスの不活化条件に関する調査

次亜塩素酸ナトリウムの濃度をもっと高くして使用したらより効果があるのではないかと思われる人もいるかもしれませんが、高いほど効果が出やすい可能性がありますが、ある一定の濃度以上では結果はそこまで変わりません。

高濃度で使用する時の人体への影響、安全性などを考慮すると不必要に高い濃度にすることはないです。

次亜塩素酸ナトリウムの薄め方

手に付着したウイルスが付着しやすい衣類、食器、あるいはドアノブなどに付着していく場所に対しては嘔吐や便処理よりも低い濃度でも十分に効果があります。

注意:次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で皮膚を溶かすため手指に使用は絶対にやめてください。

目安として0.02%(200ppm)濃度の水溶液をハイターから作ります。

市販のハイターですが、次亜塩素酸ナトリウムの濃度は5%のものが多いので、今回はこちらの濃度でご紹介いたします。

補足:濃度は製品によって変わってきます。成分表示を確認してください。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液0.1%(1000ppm)の薄め方

0.1%水溶液を作るためには次亜塩素酸ナトリウムの濃度5%にお水を加えて、50倍に希釈すればよいことになります。

5%÷x=0.1 x=50

ハイター10mLを取って、水を入れて500mLにすれば50倍に希釈したことになり、0.1%水溶液が出来上がります。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液0.02%(200ppm)の薄め方

0.02%水溶液を作るには次亜塩素酸ナトリウムの濃度5%にお水を加えて、250倍に希釈することになります。

5%÷x=0.02 x=250

ハイター2mLを取って水を加えて500mLにすれば250倍希釈液の出来上がりです。

2mLはわずかですので、取るのが難しいという場合は、一旦50倍希釈液を作ってから、そのうち100mlを取って水を加えて500mlとすればさらに5倍希釈したことになり、最終的に250倍希釈液を作ることができます。

なお、次亜塩素酸ナトリウム水溶液はごく普通に市販されているものではありますが、取り扱いには注意が必要です。

次亜塩素酸ナトリウム使用する時の注意点まとめ

繰り返しになりますが、人体に直接使用してはいけません。アルコールは人体に直接使用できますが、次亜塩素酸ナトリウムは使えません。

また、加湿器に混ぜて使用もできませんので間違えのないように!(次亜塩素酸水溶液とは違います。)

あくまで対象をつけ置きにするとか、ふき取る際に使ってください。また、薄めてから日時が経過すると濃度が低下して効果がなくなります。

作り置きはせず、その都度必要量を希釈し、残った分は廃棄しましょう。

次亜塩素酸ナトリウムを使用するときは換気をする

極めて重要な注意点で、ハイターの製品にも大きく書かれていることのはずですが、酸性の物質と混ぜると有毒ガスである塩素ガスが発生します。

これによる死亡事故も過去には発生しています。洗剤の中には酸性のものがありますし、その他にも例えばお酢などが間違って混ざったりしてしまうと重大な事故につながるおそれがあります。

アルコールは酸性ではありませんので併用は可能ですが、基本的には他のものと混ぜないものと考えたほうが良いでしょうし、また、使う際には十分に換気をするようにしましょう。

以上、感染症ノロウイルスに対する次亜塩素酸ナトリウムの薄め方についてご紹介しました!

SNSフォローボタン

フォローする

この記事シェア!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SNSフォローボタン

フォローする