ウイルス・細菌は進化する!感染症予防するには感染経路を知るべし!

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 蚊の感染症予防について  

今までに聞いたことないようなウイルスやその進化系の新型〇〇などニュースでも目にするようになってきています。身を守るのは自分自身です。そのウイルスや細菌の進化からそれらの感染経路についてご紹介いたします。

ウイルスが体内で侵入すると、粘膜の細胞で増殖します。(細菌は粘膜の表面で増殖します。)

ウイルスがその粘膜で増殖する場合と、少し増やした後に血液に入り他の臓器へ行って大量に増殖する場合に分かれます。増殖後、下痢や咳をさせて外に出ることが多いです。

ウイルスや細菌の目的は増殖して自分の子孫を残すことです。

子孫を残す時に、親とは少し変わった遺伝子が若干生じます。それらの遺伝子をもった方が生き残り安いと判断すればその割合が増えていきます。

人間や動物も同じことがいえますが、細菌は30分に1回分裂し2倍に増えていくため20時間経った時には、1兆を超えます。そのため厳しい環境でも生き残るために遺伝子が変化していきやすいのです。

病原体は、大量に増殖することが必要ですが、増えすぎて感染者を殺してしまうと自分も死んでしまいます

しかし、ゆっくり増やすと白血球によって自分が殺されてしまいます。生き残り次世代の子孫を増やすためには新しい感染者を探す必要があります。

だから、動けなくなるくらいの症状がでてしまうと感染確率が低くなるため致死性が高い症状を出ささない軽めの症状であることが一番生き残りやすいのです。

新型ウイルスはどのように出現するか?

ウイルス細菌の進化

地球上で人間が増えてきてさらにジャングルや未開拓の地を切り開くこと、農村部と都市部の行き来が行われるようになったことによって今まで郷土のみで起こっていた感染症が広がるようになりました。

開墾するたびに人と野生動物の接触が増え、動物のみがもっていたウイルスが人間に感染します。しかし、野生動物から人、人から人には広がることはほとんどありません。

長い年月をかけてウイルスと宿主が共生しているため病気発症しません。人も無からウイルスを作り出すわけではなく、野生動物の中にいたウイルスが侵入し、遺伝子変異によって人の細胞内で増殖する能力を獲得します。ウイルス感染させるパターンは以下の4つです。

1野生動物から直接人に感染させるパターン(そこから人には広がりません)

2野生動物から家畜にうつり広がり人に感染させるパターン

3蚊や鳥の中で増殖し、人に感染させるパターン

4野生動物から人に感染し、人から人にも2次感染させるパターン

各々見て見ましょう。

1野生動物から直接人に感染させるパターン(そこから人には広がりません)

・腎症候性出血熱 原因:ハンタウイルス

野ネズミが保有しており、野ネズミから人への感染はありますが、そこから人へは広がりません。症状として内出血をおこし、尿からウイルスが排出されます。

2野生動物から家畜にうつり広がり人に感染させるパターン

・ニパウイルス脳炎 原因:パラミクソウイルス

野生動物から家畜の豚に感染し、重度の病気になります。稀に人に感染することがあり、急激に現れる発熱、頭痛、めまい、嘔吐など、急性脳炎症状であり、特異的なものはありません。

感染経路は、感染ブタの分泌物および尿などとの濃厚な接触と考えられています。鳥インフルエンザもこのパターンです。

3蚊や鳥の中で増殖し、人に感染させるパターン

ウエストナイル熱 原因:西ナイルウイルス

このウイルスは蚊の細胞内で増殖しますが、病気にはなりません。ウイルスを持った蚊が鳥を刺して血を吸った時に取りにうつり、鳥に感染します。ウイルスはこの2者間で増殖しますが、そこに人を吸血した場合稀に、脳炎が引き起こします。

4野生動物から人に感染し、人から人にも2次感染させるパターン

エボラ出血熱 原因:エボラウイルス

エボラ出血熱に感染すると感染者の全身で出血が起き、食道、鼻粘膜、腸管、歯肉から体外へでます。アフリカでは、死者に触れる儀式があること、消毒などの設備が整ってないことが原因でウイルスは手を介して広がってしまいアウトブレイクを引き起こしました。

→怖い感染症エボラ出血熱について!日本でも感染する可能性はある

病原体が私たちの体の中に侵入してくる感染経路

病原性を持つウイルスや細菌などの微生物は何もないところから生まれるわけではありません。

だからこそ、病原体はどこからやってくるのか、どのような対策をすれば感染確率が低くなるかということを知ることであなたの大切な人を守ることができるかもしれません。

感染症を防ぐ知るべきポイントは、以下の3点です。

●病原体の出所と侵入経路を知る

●何を介しても運ばれるかを知る

●ウイルスや細菌が体外でどれだけの時間生存できるかを知ること

ウイルスは体外で増えることはできないため生き物の細胞内で増殖します。ウイルスは人に侵入し、粘膜の細胞で増殖するパターンやウイルスによっては少量増殖してから血液に入り他の臓器で増殖するパターンに分かれます。

人の主な侵入経路として、口、鼻、結膜(まぶたの裏を覆って眼球につながる粘膜)、蚊やノミなどに刺される、生殖器、注射などがあります。

病原体の媒体としてはくしゃみや咳などの飛沫、空気、手、水、蚊などがあります。

通常、人が空気を吸い込むと口、鼻を通り咽頭を通り気管、気管支、肺胞へいきます。

もちろん、息を吸うと埃を取り入れますが、咽頭に付着して線毛や粘液とともに咽頭へ運び痰や食道へ排出されます。

しかし、5um以下の埃は肺胞まで到達する可能性がありますが、マクロファージが食べて消化をするメカニズムになっています。ただし、結核菌は、そのマクロファージ内で増殖する性質があり非常に悩まされました。(今はワクチンが必須です)

また、アスベスト(二酸化ケイ素)などの無機物はマクロファージでは消化できません。(二酸化ケイ素は毒性がありマクロファージは死にます)そのため30、40年後に中皮腫というガンが発生します。

日本人は他の国の人に比べて感染症にかかりにくい!?

日本の文化や習慣が実は感染症から遠ざけていると言われています。

日本人は食事する時に、箸を使いあまり手をつかいません。

手づかみでパンやおかずを食べる時にどうしても自身の手に付着した細菌やウイルスを取り入れています。日本人は、基本的には手づかみで食事もないですし、レストランにいけばおしぼりもでます。

人と接触するような日本人はハグ、キス、握手も少なくお辞儀をして挨拶をすることが多いですよね。また、日本はとにかく清潔であることも一つあるのではないかと思います。

室内と外で靴をぬぐこと、シャワーよりもお風呂によく入ることなど日本人は知らず知らずのうちに文化的に感染症になりにくい環境があるのです。だからといって清潔すぎることが全ていいかということはありません。

病原体がいる環境ならばそこは清潔にすべきだし、いない場合には菌類は大いに取り入れるべきです。

人間と動物は同じような感染症にかかるのか

人間と動物でも同じような感染症にかかりますし、人獣共通感染症といって、感染している動物から同じ病原体によって感染することもあります。

しかし、人から人へうつる経路と動物間で感染する経路は大きく異なります。

動物は、トイレを使わないので、糞尿から排出されたウイルスや細菌を環境中に放出し、川に流れたそれらの水を飲んで感染します。

また、流されずに糞尿が乾燥し、動物の活動で舞い上がったウイルスが付いた誇りを吸い込むことで感染します。

環境中でも生き残ることができるウイルスであればあるほど、たくさんの個体に感染させることができます。

補足:小さいウイルスほどより丈夫です。

その他、ダニや蚊が血を吸ってほかの動物をさした時にウイルスを持ち運ぶこともあります。

細菌の培地実験

一方、人間は過去から学ぶことで感染症と昔から戦ってきました。水道水には塩素で消毒し、トイレを作りトイレの後には手を洗うようになりました。

また、服を着て生活することで蚊に刺されることも減り皮膚からの感染症も減り、掃除をすることで病原体の取り除き、加熱調理して寄生虫も殺すことができます。

そのような環境だからこそ、ウイルスや細菌は飛沫や空気感染が目立つようになったのかもしれません。動物と違い人間は向かい合ってしゃべるため口や鼻の粘膜から侵入しやすくなっているのです。

さらに、人間は集団で生活をするため一度感染が広がると小さい集団にも伝播してしまいます。

蚊を媒介した感染症

蚊を媒介する感染症

熱帯の地域で多い感染症はマラリア、デング熱、日本脳炎です。それぞれの特徴を知っておくと予防に役に立つでしょう。

マラリア

夕方涼しくなってから吸血しマラリア原虫をハマダラカという蚊が媒介してうつします。世界保健機構(WHO)の推計によると、年間2億人以上の罹患者と200万人の死亡者がおり、感染地域は特にアフリカが多く、アジア中南米でもみられます。

発熱のみの場合が多いです。重症化すると死に至る場合があるため早急に治療のために病院に行くことをオススメします。

デング熱

デング熱は農村部よりも都市部で広がる感染症です。2014年には69年ぶりに日本国内で感染が広がりました。

媒介する蚊が人を好んで血を吸うネッタイシマカで、人が住むところにいるからです。この蚊の特徴は昼間に吸血することと、流行が一気に広がって沈静化することです。

有効な抗ウイルス薬やワクチンがまだない病気ですが、自然治癒する病気なのでマラリアよりは安心でしょう。

日本脳炎

デング熱とは異なり都市部ではなく農村部で起こる感染症です。媒介する蚊は、豚の血を吸うコガタアカイエカです。

農村部に行く場合はワクチン接種をすることをオススメします。詳しくは下記よりご確認ください。

日本脳炎についてのワクチンについて

まとめ

今まで人間が接触してこなかった野生動物などに直接または間接的に触れ合う機会があればあるほどウイルスにとっても新しい宿主を探すチャンスが増えます。

1野生動物から直接人に感染させるパターン(そこから人には広がりません)

2野生動物から家畜にうつり広がり人に感染させるパターン

3蚊や鳥の中で増殖し、人に感染させるパターン

4野生動物から人に感染し、人から人にも2次感染させるパターン

繰り返しになりますが、感染症を防ぐためには知識は不可欠です。

・病原体の出所と侵入経路を知る

・何を介しても運ばれるかを知る

・ウイルスや細菌が体外でどれだけの時間生存できるかを知ること

など知って対策を講じることで感染確率を下げることができます。

感染してから治療でなく、その前に予防することで自分だけでなくあなたの家族や友人に感染が広がらない環境を作っていきましょう!

以上、ウイルス・細菌は進化する!感染症予防するには感染経路を知るべし!についてご紹介しました。

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