【追記2018年11月16日】
インフルエンザの感染症予防する一つの手段としてワクチン接種があります。
日本でのインフルエンザ予防接種はインフルエンザA型B型2種ずつの混合ワクチンとなっており、毎年そのシーズンに流行る可能性が高い型を特定して剪定しております。
参考:今(2018〜2019年)シーズンのインフルエンザワクチン(予防接種)について
2017年ー2018年にはワクチンの製造が上手くいかないこともあり、型の変更をして増産していました。2018年ー2019年にも1種類型の変更をして製造していますが、医療機関によってはワクチン不足になっています。
それでは、新型インフルエンザの予防接種と季節性インフルエンザの予防接種について見てみましょう!
Contents
新型インフルエンザワクチンの接種
毎年流行するインフルエンザですが、型の変化によりだれも経験したことがないインフルエンザのことを新型インフルエンザと呼びます。
その新型インフルエンザで懸念されていたことが強毒型の新型インフルエンザです。強毒型の新型インフルエンザは、致死性が非常に高くなり世界中でパンデミックが引き起こされる可能性があります。
しかし、今のところは、弱毒型の新型インフルエンザウイルスしかありません。弱毒型といっても今までの季節性インフルエンザウイルスの免疫が全く関係なくなるため流行が広がってしまいます。
次第に新型から季節性のインフルエンザウイルスに移行していきます。
新型インフルエンザの予防接種の順位は?
子どもが3歳になるまでは、たくさんの予防接種をしなければいけません。ということは、インフルエンザのシーズンになってしまい、どちらを優先にすればいいか悩みどこですよね。
今は、新型インフルエンザの予防接種を受けることができるのであれば、そちらを優先する方が良いですが、医師に相談して流行の具合などを包括的に考えて決めてもらいましょう。
新型のインフルエンザが流行した場合、今までに経験したことがないためワクチンの生産がそこまでできておらず、優先的に接種する人が決められています。これは弱毒型の新型インフルエンザも強毒型のインフルエンザも同様です。(強毒型新型インフルエンザワクチンの備蓄もしています。)
1 医者や看護師などの医療従事者
2 妊婦や基礎疾患がある人
3 1〜9歳の子ども
4 1歳未満の子どもの親と身体の理由で接種が受けれない子どもの親、10〜12歳の子ども、中学生、高校生、65歳以上の校正者
インフルエンザの予防接種すれば感染しないの?
ワクチンは不活性化ワクチンと言って、ウイルスの病原性をなくし、発症はしないが、体が免疫を覚えることができます。しかし、免疫記憶が長くはないため1シーズンのみで効果がなくなってしまいます。
ワクチンを接種すれば、絶対大丈夫なわけではありませんが、重症化を防ぐ効果があることが分かっています。
なので、受けることができるのであれば予防接種することをオススメします。特に、14歳以下の子どもや65歳以上の高齢者は感染率も高くなるため推奨されています。高齢者は自治体によっては無料で接種できる可能性もありますので、各自治体に問い合わせてください。
インフルエンザワクチンは1〜12歳(小学生まで)2回接種することが基本です。
1回目の接種を受けたら病院や自治体の指示に従って2回目を接種しましょう。ワクチンは1回目の接種してから3〜4週間後に2回目を接種すると効果的です。
赤ちゃんがいるママとパパは予防接種すべき
生後6ヶ月を過ぎた赤ちゃんは予防接種をすることができますが、うまく免疫が作れないこともあり、1歳未満は予防接種の対象にはなっていません。
しかし、1歳未満の赤ちゃんの親はインフルエンザワクチンを優先的に受けることができます。
同様に、優先接種の1〜12歳の子どもが基礎疾患やその他のやむおえない事由により接種できない場合も親が予防接種を受けることができます。
また、子どもで卵アレルギーがあるの場合、医者と相談して接種するか決めましょう。
通常、卵が使用されている加工食品が食べることができるのであれば問題はありませんが、テストもできるためまずはかかりつけ医に。
インフルエンザのワクチン料金について
自治体によっては全額負担や一部負担など助成金が使われる場合があります。無料の場合、自治体からのお知らせがありますので、積極的に情報を取り入れましょう。
6か月〜12歳 6000円〜7000円(※2回接種)
13歳〜成人 3000円〜5000円
65歳以上 無料〜2000円
新型でも季節性のインフルエンザでも、免疫を獲得するまでに、1〜2週間程度の時間が必要です。効果が期待できるのは半年程度でピークの1ヶ月後から徐々に効果が薄くなっていくので、毎年必要です。
インフルエンザにかかったらワクチンはいらない?
シーズン時に予防接種を受ける前に感染することがありますが、一度かかってしまえば、免疫がつくので、予防接種の必要性はありません。
しかし、たくさんの型が存在しているので、1シーズンに何度もインフルエンザに感染する可能性は十分にありえます。
なので、感染したインフルエンザウイルスの型かわからない場合は希望すれば、ワクチンを接種することができます。