ノロウイルス対策に効果があるスプレーについて比較しました!

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ノロウイルスに適切に処理

ノロウイルスは大変感染力が高く、赤ちゃんからお年寄りまで多くの年齢層に感染し急性胃腸炎を発症させてしまう恐ろしいウイルスです。

2018年2月19日には三重県でノロウイルスによる大規模食中毒がカキ食べ放題の場所で起こってしまいました。

参考カキ食べ放題の店で集団食中毒、36人症状 三重・鳥羽(朝日新聞)

一度感染して治っても、再び感染してしまうので油断することができません。感染が多くなるのは寒くなる冬の時期で、毎年11月位から流行が始まります。

流行のピークは12月から2月前後になりますが、一年中発生しているので注意が必要です。今年は、インフルエンザが大流行なのであまりノロの特集をしていませんが、インフル同様にかなり広がっています。

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ノロウイルスは飛沫感染と接触感染に注意

人から人への感染は、発病した人からの嘔吐物などによる飛沫感染です。そのため、感染した人の嘔吐物は素早く処理することが大切です。

感染した人からの嘔吐物や排せつ物にはウイルスがたくさん含まれているので、正しい方法で処理をしなければいけません。嘔吐物などの対策には、ウイルスへの消毒が効果的です。他人にうつさないことは非常に大切です。

参考記事はこちらから→ノロウイルスにかかった時は仕事・学校を休む!他人にうつさないことで集団感染を防ぐ

次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水溶液などの消毒剤を利用して、なるべく早くノロウイルスを除菌・除去しましょう。

補足:ウイルス撃退に有効とされている消毒剤といえば、アルコール、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸を成分とするものですが、アルコールはノロウイルスには効果が薄いと言われています。

嘔吐の際に気をつけなければいけないことは空間中にある嘔吐をして跳ね返ったウイルスを吸い込むことです。

嘔吐処理を適切にした後でも処理した人からまた広がってしまうことがあります。

嘔吐物の処理は次亜塩素酸

嘔吐の処理の仕方

1 次亜塩素酸水溶液のスプレーを空間に十分に散布する

2 消毒剤を十分に含んだ新聞紙等で嘔吐物を処理する

3 綺麗に処理した後、消毒剤を広範囲に散布します

注意:次亜塩素酸ナトリウムを使う場合は手袋、メガネ、マスクなど取り扱いに注意して使用してください。そのまま利用すると、アルカリ性の性質により皮膚に炎症を与えたり、物や衣類を脱色させてしまったりするので注意しましょう。

市販されている次亜塩素酸ナトリウムスプレー

市販されている次亜塩素酸ナトリウムには、スプレータイプや据置タイプなど様々な形状の製品があります。購入した後はそのまま利用することができるので、塩素系漂白剤のように希釈する必要はありません。

嘔吐物に吹きかける時はスプレータイプの製品や、予め室内などを除菌したい時は据置タイプの製品が便利です。

利用する目的や場所などに合わせて選ぶとよいでしょう。次亜塩素酸ナトリウムを使って対策をする時の注意点は、利用する時に金属などに付着すると錆などの原因になってしまうことです。

キッチンの排水口やトイレのレバーやドアノブなどに付着した場合は、腐食することがあるので注意しましょう。

金属などに付いてしまった場合は、なるべく早く拭き取ること(水拭きする方がよい)が大切です。

次亜塩素酸ナトリウムの製品には、吹きかけた後のしばらく残留することや発ガン性物質のトリハロメタンの生成する可能性があるなどの問題もあります。

一方で、次亜塩素酸ナトリウム製品の金属を腐食させる問題、安全性、より高い除菌効果などを改善したものが、次亜塩素酸スプレーの除菌剤です。

次亜塩素酸を使った除菌剤は安全に使用できる

次亜塩素酸ナトリウムを使ったあとは、床やゴミ箱などを拭き取る必要がありました。

これに対して次亜塩素酸水溶液の製品を使った場合は、ゴミ箱などに付着しても拭き取る必要がありません。家庭用漂白剤で消毒した時のように、洋服や布などに付着しても色落ちが少ないという特徴もあります。

次亜塩素酸ナトリウムや家庭用漂白剤よりも、次亜塩素酸の製品の方が使いやすくて手軽で安全に使用できます。

次亜塩素酸の除菌剤の優れている点はこれだけではありません。扱いやすい上に、ノロウイルスに対する殺菌効果がとても優れています。

手などの肌に付着しても、家庭用漂白剤のように強い刺激が全くなく、作用後はお水に戻ってしまうため安全に使用ができます。

デメリットとして紫外線により分解されるため紫外線を遮光するボトルを使用すること、消費期限が決められている(1〜3ヶ月程度)のできちんと約束事を守って使用する必要があります。

嘔吐物の処理の方法

弱酸性アルコール除菌剤はノロウイルスに効果があるのか?

基本的にアルコールはノロウイルスに効果が効きにくいです。しかし最近は、弱酸性アルコールを使うことで、ノロウイルス対策として使うことができると言われています。

アルコールを主な成分としている製品の特徴は、安全性が高く、塩素系漂白剤などとは違い金属を腐食させない点は非常に優秀でアルコール除菌剤をみない場所はないと思います。

安全性が高いので、食品などを扱うキッチンでも不安なく使うことができます。肌などが触れる場所でも使うことができるので、小さい子供がいる家庭でも安心です。

アルコールを主な成分としている製品を使う場合は、アルコールの濃度に注意をしましょう。アルコールの濃度が極端に高い場合や薄く(100%近いもの60%程度以下)の製品では効果がありません。

ウイルス対策のためには、60〜80%のアルコール濃度の製品を選ぶことが重要です。

プラスチック製品などにも使うことができるので、家の中の床や家具などの消毒にも使えます。日常生活の中で触れる機会が多いドアノブや、トイレの便座などにも安心して使える除菌剤です。

リビングなどにあるテーブルやイス、階段や食器棚なども消毒することができるので大変便利な製品と言うことができます。

しかし、弱酸性に調整したアルコールですが、確かにエビデンス上はノロウイルスに効果がありますが、一瞬で作用するわけではありません。

また、条件として濡れた状態ではないことが挙げられ、定期的に使用する必要があります。ノロウイルス以外のウイルスであれば効果はあります。

ノロウイルスは抵抗力が大変高いという特徴があるので、一度だけではしっかりと除菌できない可能性がでてきます。安全性を考え、二度拭き、三度拭きが効果的な対策です。

まとめ

次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸、弱酸性アルコールなど消毒剤もたくさんの種類がありますが、それぞれに一長一短あります。

使用する場合にはそれぞれのメリットデメリットを理解した上で使用されることをお勧め致します。

以上、ノロウイルス対策に効果がある除菌剤について比較についてご紹介いたしました!