インフルエンザ感染予防としてオススメの食べ物5選

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インフルエンザ予防の食べ物

【追記2019年3月20日】

寒い時期が近づいてくると、空気が乾燥し、インフルエンザが流行する時期になります。

もしも、インフルエンザにかかってしまうと、1週間は自宅にこもっている必要があり、仕事や学校にも行くことができず、家族にうつしてしまい2次感染の可能性も出てきます。

そのため、インフルエンザにはかからないように予防することが一番大切です。

予防摂取も予防一つの手段ですが、今回は、日ごろから食生活から取り入れることができるインフルエンザにならない体づくりについてご紹介致します。

Contents

インフルエンザ予防はビタミンDで!

インフルエンザの予防にはうがいと手洗いが鉄則です。そして、体の免疫を高めるビタミンDの摂取も有効とされています。

ビタミンDは骨を強化する成分として知られていますが、最近は、免疫バランスを調整する役割がある事も注目されているのです。

ちなみに免疫バランスが崩れると、アレルギー疾患の発症や肌荒れ、口内炎、抵抗力が低下する事で感染症にかかりやすくなります。

ビタミンDは免疫バランスを整え、代謝機能を高めるなど、身体にとって重要な役割をする事から、積極的に取り入れたい成分と言えます。

実は元々、ビタミンDは紫外線を浴びて生成されるのですが、近年は皮膚への影響を懸念して、紫外線にあたる機会が少なくなっています。

そのため多くの人がビタミンD 不足に陥っていることが分かっています。そうなると、ビタミンDは食べ物から摂取する方法しかありません。

ビタミンDが多く含まれている食べ物は以下のものです。

●イワシ、鮭、さんま、サバなどの魚類

●しいたけ、きくらげなどのきのこ類

●いくらやたらこなどの魚卵や鳥の卵など

熱に強い成分なので、焼く、煮る、揚げるといった調理をしても、栄養価が分解される事はほとんどないのが特徴です。

また缶詰や加工食品でも栄養価がほとんど変わらないので、忙しくてなかなか料理出来ない人でも取り入れやすいです。

何でも摂り過ぎるのは良くないですが、日々の食生活で少しずつ取り入れていく事が大切です。

インフル予防にはニンニクとショウガがオススメ

ショウガでインフル予防

インフルエンザは風邪と同じく、かかりやすい人、かかりにくい人がいます。

前者は免疫力が低く、体温も低い傾向があります。低体温は免疫低下の原因となるので、身体を温めて平熱を少したかめに維持するほうが良いです。

インフルエンザは免疫力が低下しているときに発生しやすいので、食事からの免疫対策は必須です。

ニンニクとショウガは、両方ともにインフルエンザ予防に有効な食べ物とされるのは、抗ウイルス作用に加えて体を温める力も持っているのでおすすめです

ニンニクについては、強烈な臭いを構成するアリシンに由来するもので、抗菌作用と抗ウイルス作用があることが分かっています。

丸焼きにしたニンニクを食べると、アリシンの働きで発汗と血流が促進するため、疲労回復効果や抗ウイルス作用と合わせてインフルエンザに対する免疫upに繋がります。

ショウガは、食中毒予防のために使われることが多いのは、ニンニクと同じように抗菌と抗ウイルスの力が強いからです。

補足:ショウガは、中国やインドで薬用として使われていました。

この機能を司るのはショウガの辛味を構成する成分で、ショウガオール、ジンゲロール、ジンゲロンの3種類があり、人間の免疫力を底上げするためにも役立ちます。

これらの辛味の成分については、人の代謝促進との関連性や、エネルギー消費への影響に関する研究結果が発表されています。

引用永谷園生姜部

インフルエンザにならないために、ニンニクとショウガは上手に組み合わせて利用することが大切です。

インフルエンザになってから食べても遅いので、こちらもビタミンD同様に少しでも良いので、食事に取り入れてみましょう。

例えば、最初には両方を油で炒めてから、熱湯と顆粒スープの素を入れるだけで、インフルエンザ予防のために役立つスープが完成します。飲んだ時にポッと暖かくなるので寒い時期にも最適です!

ショウガの辛味成分には血管を拡張して流れを良くする働きがありますから、温かいスープにして食べると、体温の上昇も重なってインフルエンザに負けない免疫力が養われます。

インフルエンザ対策の体づくりは納豆で!

丈夫な体づくりのために有効な食べ物の一つに納豆が挙げられます。発酵食品である納豆には強い殺菌効果があることが分かっています

この納豆が持つ殺菌効果は、サルモネラ菌やO-157でも予防することが分かっています。

納豆菌は数ある菌類の中でも、トップレベルの強さを持つ菌で、他の菌が増殖できない環境を作ってしまいます。

補足:納豆菌は芽胞菌という種類に属しており、生物兵器で使われているボツリヌス菌や炭素菌もその仲間ですし、病原体では破傷風や食中毒を引き起こすウェルシュ菌がそうです。

日本酒を作る工場に行ったことがある人はわかるかもしれませんが、納豆菌を前日に食べた人は発行するための酵母を納豆菌がやっつけてしまうため入室することができません。そのぐらい強いのです。

また、滋賀医科大学教授によると、納豆が発酵する時に分泌する物質のタンパク質には時に血栓を予防する作用や血栓を溶かす作用があると研究からわかったそうです。

疑問:ナットウキナーゼやバチロペプチダーゼFという物質です。

また、納豆菌が生み出す抗菌物質にふくまれている成分が、非常に強い殺菌作用を持つということが分かっています。

そのためインフルエンザのウイルスに対しても効果が期待できるということです。

そして納豆のねばねばの正体がムチンです。ムチンもインフルエンザには効果があると注目されている成分です。

補足:納豆だけでなく、おくら、山芋、めかぶなどにもたくさん含まれている成分です。

人間の体の中の粘膜にも含まれるもので、器官や消化管、目などの表面を覆って保護しています。これによりインフルエンザなどの感染症にかかりにくくする働きをしているということです。

1日納豆1パックを目安に食べて見ましょう!

納豆でインフルエンザ予防

S-903納豆菌でインフルエンザウイルスの増殖を抑制

おかめ納豆で知られているタカノフーズさんが発見し、商品化しているS-903納豆でインフルエンザウイルスの抑制に働くことが示唆されました。

マウスの実験で、インフルエンザウイルスに感染させる7日前から、マウスに「S-903 納豆菌」でつくった納豆、「S-903 納豆菌」、納豆エタノール分画物、蒸留水を継続して与え、感染から3日たった後でマウスの肺中のインフルエンザウイルス量を測定し比較しました。

その結果、S-903納豆菌を摂取した量が多いほどインフルエンザウイルスの量が相関して減少していることが分かりました。

つまり、インフルエンザの増殖を抑え、感染後にも体内での抗体生産量を高め感染症予防効果がありました。

さらに、「S-903 納豆菌+乳酸菌」を同時に摂取する方がそれぞれ単体で摂取するよりもインフル予防効果を発揮するという結果も分かっています。

参考おかめ納豆サイエンスラボ「S-903 納豆菌に、インフルエンザ予防効果があることを確認」

免疫upはヨーグルトとキムチ?乳酸菌でインフル予防

家の冷蔵庫にある発酵食品で手軽にすぐ食べれる食べ物といえば、ヨーグルトとキムチですよね。

ヨーグルトやキムチには、乳酸菌がたくさん含まれており、腸内環境を正常にするために役立ちます。

腸内を元気にすることが免疫増強につながるので、ヨーグルトとキムチは乳酸菌を摂取できる代表と言えます。

また、腸内環境がよくなれば、その他のメリットもあります。

●冷え性になりにくい

●便秘になりにくい

●アレルギー症状が和らぐ

●免疫が上がるなど

補足:ヨーグルトは1日200gを目安に食べると十分と言われています。キムチは毎日ご飯のお供として少し食べましょう!

インフルエンザの季節になる前から腸内環境を改善しておきましょう!

免疫が低下しやすい季節は、温度変化が激しい時期ですから、この時期は特に食べ物にはこだわってください。

身体に合わないものを食べていると免疫が低下し、胃腸を弱らせることになります。

インフルエンザは今や年間を通して感染する病気になっています。日頃の食生活から予防ができるのであれば取り入れる価値があると思います。

ヨーグルトでインフルエンザ予防

まとめ

風邪やインフルエンザになる前に日頃から意識的にビタミンD類や発酵食品を食べて免疫を高めておくことが食事からできる予防法かもしれません。

『これらだけを食べれば予防できるか』ということではなく、いろいろな種類の食材をバランスよく食べましょう!

  オススメ5選は、ショウガ、ニンニク、キムチ、ヨーグルト、納豆です!

以上、インフルエンザに感染する前に食べるべきオススメの食べ物5選でした。