幼稚園・保育園で気になる麻疹(はしか)について現場の対処とは

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2016年に、尼崎の保育園で麻疹による保護者・職員・園児を含む集団感染が起こりました。

下記のリンクから過去の記事に飛べます↓

参考麻疹(はしか)による集団感染が尼崎の幼保園で起きました!

子ども達が集まる場所で切っても切り離せないのが感染症です。抵抗力が低いことや集団で生活しているため1人感染者がでると複数の子ども達にもうつり集団感染してしまいます。

また、2018年の春には減少傾向だった麻疹が日本で流行しました。

参考なぜ麻しん(はしか)が日本で流行るのか?

そこで今回は、幼稚園・保育園での麻疹(はしか)の現場での対応についてお話ししたいと思います。

保護者が麻疹に感染したと連絡があった時の対処

予防接種をしていたとしても抗体が不十分であれば大人でも麻疹に感染はします。保護者の方は幼保園にお迎えにきているため感染中または潜伏期間に訪れているかもしれません。

大人の場合抗体が少しでもあるため激しい症状は出にくいです。しかし、発症していることに間違いないため園内でも広がる可能性があります。その保護者の方が園内に入ったかどうか、他の人と接触したか、子どもは感染していないか確認します。

麻疹のサインと言われているコプリック斑があるならばほぼ間違なく感染しています。コプリック斑は、口の中(奥歯のすぐ横の粘膜)に白いぶつぶつのことを呼びます。

園内で麻疹を発覚するとその子どもを隔離することが重要です。応対する先生も複数ではなくできれば少数で行い2次感染を防ぎます。空間に噴霧することができる次亜塩素酸水溶液(漂白剤の成分の次亜塩素酸ナトリウムではありません)にてその子どもが活動した場所を徹底的に噴霧してください。

おもちゃ、手すり、ドアノブ、子供達の手指等至る所に付着している可能性が高いです。

その後、地域の保健所にその内容をお話しして指示を受けてください。麻疹は空気感染するため防ぐことが非常に難しいので、とにかく人との接触を極力さげること、発熱がある子どもは登園停止の措置を至急とってください。

基本的にはしかは2度感染することはない

予防接種をする麻疹、おたふく風邪、水痘、風疹など1度感染すると2度感染することはありません。

しかし、母乳から抗体をもらっている生後6ヶ月の間に麻疹に感染した場合には2度感染する可能性があります

母親からの抗体を持っているため感染しても軽度で済むことが多いです。従って、自分自体の抗体がうまく作れず免疫が弱いままとなるため、成長するに従って免疫力が低下して稀に再度麻疹にかかる事例があります。

参考麻疹(はしか)の予防接種についてはこちらから!

幼少期の麻疹の予防接種は強く推奨

MMR接種(麻疹、風疹、おたふく風邪のワクチン)を2回接種するに当たって抗体検査をする人もいますが、1回接種した人も検査なしに追加接種しても問題ありません。

本来は、2回することを推奨しています。麻疹の抗体は外部からの侵入がなければ徐々に低下していきます。

予防接種の副反応が心配な保護者の方もいるかもしれません。確かに副反応をおこす可能性はゼロではありません。しかし、予防接種をしなくて感染し合併症を引き起こしたり、最悪死に至る場合もあります。そのため、予防接種は身を守る手段として強く推奨します。

予防接種した後、発熱と発疹などの症状が出た場合はまず医者にご相談してください。麻疹ワクチンから感染することはありません。

しかし、ワクチンではない自然から麻疹に感染している可能性は少なからずありますし、その他の感染症もありえます。

幼保園の先生は麻疹の抗体価を検査すべき

幼稚園で麻疹(はしか)

医療従事者や幼保園の先生たちは麻疹の感染リスクが他の人よりも高いため1度十分な抗体があるか検査をうけた方がいいです。

検査自体の値段は数千円ですみ、自治体によっては無料の場合もあります。地域の保健所のホームページを確認してみてください。万が一先生からの感染源であった場合その幼保園の責任になります。

また、大人になって麻疹に感染すると脳症や髄膜炎などの合併症を引き起こしやすくなります。 

以上、幼稚園・保育園で気になる麻疹(はしか)について現場の対処についてご紹介しました。

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