赤ちゃんや子どもがノロウイルスに感染!その時の看病の方法は?

この記事シェア!

 赤ちゃんノロウイルス看病

お母さんから母乳を飲んでいる赤ちゃんはお母さんから免疫をもらって守られています。しかし、インフルエンザやノロウイルスにはお母さんから免疫をもらうことができないため、意識して予防に努めなければいけません。

Contents

赤ちゃんがノロウイルスに感染したら?

赤ちゃんがノロウイルスに感染してしまうと、最初に出てくる症状としては嘔吐や腹痛、これに次いで下痢の症状が出るといわれています。

基本的には38℃程度の高熱が出ることもあり、1日ほどで落ち着くといわれていますが、嘔吐や腹痛、下痢などの症状により食欲がなくなり、体力が低下してしまう傾向が強く見られます。

症状がひどくなると脱水症状を起こす可能性があるので十分な注意が必要です。お母さんから母乳をあげてもうつることはありませんが、授乳する時には2次感染を防ぐために次亜塩素酸水溶液を使用した除菌スプレーを利用しましょう

参考ママが赤ちゃんに授乳する時に知るべきインフルエンザについて

赤ちゃんの食欲があるようであれば母乳やミルクを与えましょう。これにより脱水症状の予防にもなります。離乳食が始まっている赤ちゃんであれば、普段よりも1段階前の柔らかい状態に戻して与えるようにしましょう。

また、赤ちゃんの場合にはノロウイルスによって嘔吐したものをのどに詰まらせて亡くなった例があります。

赤ちゃんノロウイルス注意

ノロウイルスだけでなく、赤ちゃんの体調不良で嘔吐が続いている間の看病は姿勢にも十分気をつけてください。

小さい子どもがノロウイルスに感染したら?

子どもが幼稚園や保育園でノロウイルスに感染した場合、病院での医師に従い、処方された薬を飲ませて家で安静にさせます。

ノロウイルスは治療薬がないので下痢や嘔吐への対処療法となりますが、赤ちゃん同様に脱水症状が出やすいため、こまめにミネラルと水分補給を行います

参考ノロウイルスにかかった時の飲み物!ポカリや経口補水液がオススメな理由

気持ちが悪くて飲みたがらない時は、経口補水液で作られたゼリーを食べさせる方法もあります。

ノロウイルスに感染した子どもには脂っこい料理を避け消化に良いものを食べさせます。ただし無理やり胃に食べ物を入れると症状が悪化するので、本人が食べたがった時にだけ用意します。

食物繊維が多い食べ物も腸を活性化させて下痢が治りにくくなります。善玉菌を増やすヨーグルトや整腸作用のあるリンゴなどは、甘くて食べやすく子どもも口にしてくれます。

参考ノロウイルスの時にオススメの食事、避けるべき食べ物、飲み物!

ママが赤ちゃん(子ども)を看病する時に注意するべきこと

ノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスであるため、看病している最中に感染する可能性は非常に高くなります。

赤ちゃんから感染するケースとして一番多いのが嘔吐物の処理や、おむつ替えの最中です。特に、回復した後でもウイルスは排出している可能性が高いため、おむつ替えの時には注意が必要です。

ノロウイルスは外部の環境であっても他のウイルスに比べ、生存確率が高いため二次感染を引き起こしやすく、家族全員が感染することもあります

もしも嘔吐して洋服や布団などに嘔吐物が付いてしまった場合には、付着した嘔吐物を適切に処理し、衣類の処理も次亜塩素酸水溶液、次亜塩素酸ナトリウムを希釈する、熱湯で消毒の3つの方法にておこなってください。

参考嘔吐して衣類にノロウイルスが付着した時の3つの消毒方法と洗濯について

手洗いの徹底と除菌剤を上手に活用する

子どもの看病を行うママの対応として最も大事なのが、ママ自身が感染して家庭内が混乱しないように努めることです。

激しい下痢や嘔吐は大人でも日常生活に支障が出るため、ママももらってしまうと子どもの看病ができなくなります。

次亜塩素酸水溶液などの除菌スプレーで子どもが触れたドアノブやトイレなどあらゆる場所に吹き付ければ接触感染の確率を下げることができます。

ただし、アルコール除菌はノロウイルスには効果が低いため使用しても意味がないので注意してください。

また、ウイルスが付着した手で料理すると二次感染のリスクが一気に高まります。

念入りに手を洗い、食材は全て加熱処理します。包丁などの調理器具も熱湯や除菌剤かけて除菌処理を忘れないようにして家族へ広がらないように気をつけましょう。

以上、赤ちゃんや子どもがノロウイルスに感染!その時の看病の方法についてご紹介しました!