インフルエンザは世界中で蔓延している感染症! WHOの取り組みとは

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インフルエンザが大流行した場合、保育園、幼稚園、学校の学級閉鎖や各種集会の中止することは、他人への2次感染を広げないためにも理にかなっています。

学級閉鎖インフルエンザ

十分に対応しない場合は感染者数が増え続けて現在の医療体制でまかないきれなくなる可能性があります。

今までの歴史を遡ると常に歴史を動かしてきた3つの要因は「鉄・銃・病原体」です。この3つの要因によってたくさんの人たちの命を奪ってきました。

私たちと病原体との戦いは時代によって病原体の種類が変わってきています。

ちなみに、狩猟時代には感染症は極端に少なかったと言われています。

定住すると糞便などに触れる機会が多くなるためそこから感染症が蔓延する可能性が高くなります。そのような感染症は、糞便に含まれる寄生虫から引き起こされ、再度人の中に侵入し感染するサイクルを確立します。農業によって得た作物は翌年のために貯蔵するためにそれを狙ったネズミや小動物の餌となります。

例えば、中世ごろからペスト、コレラ、梅毒、天然痘が流行り抗生物質やワクチンが生まれるまで非常に恐れられていました。

そして、20世紀に入りインフルエンザが世界的に蔓延し(インフルエンザと認知されたことも大きい)、今でも一番感染者数が多い感染症です。

インフルエンザとは

インフルエンザは、流行が多いにした年は日本の内10人に1人かかると言われているので1200万人ほどいることになります。

補足:世界中でインフルエンザは流行します。北半球では10月から3月に、南半球では4月から9月にかけて発生します。しかし、熱帯および亜熱帯諸国では、絶対数は流行時に比べ少ないですが、季節性インフルエンザは一年中起きています。

whoインフルエンザ

大きさは直径100nmで空気感染、飛沫感染、接触感染(手など間接的に付着したウイルスが口や鼻から侵入)など様々なルートから侵入するため感染しやすいのです。特に、感染した人が咳をするか、くしゃみをすることで拡散する可能性が高いです。

感染すると数日間の潜伏期間を経て発症して高熱、倦怠感、頭痛、咳、鼻水、筋肉や関節痛、吐き気などの症状が現れます。

補足:普通の風邪と間違えやすいですが、筋肉痛や関節痛はインフルエンザの特徴と言えるので自己判断しやすいかもしれません。

ポイントとしては、風邪もインフルエンザもウイルスです。どちらも抗生物質は効果がありません。 急な高熱、感染した時期、だるさや頭痛の症状でインフルエンザかも!と思い48時間より前に病院にいき処置することで、治療期間は短縮されます。

通常インフルエンザ感染者のほとんどは1週間程度で回復します。

だいたい6歳までに100%の人が感染すると言われ、日本で暮らしている以上、インフルエンザウイルスから逃れることはできません。

もちろん、侵入するインフルエンザウイルスの絶対数が少なくすれば症状が軽く済む場合もありますし、不顕性(ふけんせい)感染と言って感染しているのに症状がない人もいます。

今では、15分程度で結果が出るインフルエンザ迅速診断キットが普及してどこの内科医でも診断が受けることができます。

インフルエンザウイルスは抗インフルエンザ薬に対して耐性を持つことがありますが、抗インフルエンザ薬は重度の合併症や死亡を減らすことができます抗インフルエンザ薬は発症の48時間以内に投与する必要があります。

注意:抗生物質はインフルエンザウイルスに対して効果がありません。抗生物質は細菌に対する治療薬です。

厚生労働省によると、抗インフルエンザ薬に耐性を持つウイルスが検出される確率は、1~4%程度と言われています。

幸い今現在まで、抗インフルエンザ薬に耐性を持ったウイルスは、伝播する速度が遅いため拡大することなく、自然に消えていきます。

以後インフルエンザが変異等して耐性を持ったインフルエンザウイルスが流行する可能性は否定できません。

WHOにおけるインフルエンザの取り組みについて

WHOは、世界中のインフルエンザの活動を監視するために、WHO GISRSシステムを1952年に設立しました。

WHO GISRSシステムとは、Global Influenza Surveillance and Response System(世界的なインフルエンザの監視と対応システム)の略式名称で、WHOが認定した143の国のインフルエンザセンター、6ヶ所のWHO協働センター、4ヶ所のWHO エッセンシャルレギュラリーラボ、13ヶ所のH5インフルエンザレファレンスラボラトリーと協力して世界中のインフルエンザの情報を集めて研究し、ワクチンの組成を報告や予防接種キャンペーンなどを行なっています。

whoのインフルエンザの取り組み

またWHOでは、インフルエンザの診断、抗ウイルス薬に対する感受性モニタリング、疾病監視および流行スピードの把握など地域、国そして世界的なインフルエンザに対する対応能力を強化しています。

そのため、ワクチン接種率を高め、次のインフルエンザパンデミックに備える必要があります。特に、罹患すると重篤化しやすい下記の人達は注意が必要です。

・妊娠中の人

・5歳未満の子供

・65歳以上の人々

・エイズ、喘息、心臓や肺の疾患および糖尿病などの慢性的な疾患を持つ人

・インフルエンザへの曝露の危険性が高い人(医療従事者を含む)

参考:WHO(世界保健機関)「Global Influenza Surveillance and Response System (GISRS)」

インフルエンザ対策としての予防接種について

1987年にインフルエンザワクチンが定期接種から任意接種になるとワクチンの接種量が激減しました。それと連動してインフルエンザによる死亡率も増加しました。

さらに、1994年に予防接種法の改正で学校でのインフルエンザに対する集団予防接種も止めました。

インフルエンザが伝播しやすい環境にあることや年齢が低いと相対的に免疫が確立していないことが原因で、インフルエンザ罹患率は0歳〜14歳が非常に多く、15歳以上になると減少します

子どもたちへの集団予防接種は感染しやすい人を対象としており感染者を減らす効果がありました。しかし、予防効果が低いのではないかという世論の高まりから廃止に至りました。

その結果、インフルエンザの流行と高齢者の感染者数の増加と死亡者の増加でした。高齢者の罹患のしやすさは他の世代と変わりませんが、体力や免疫力が低下しているため感染すると肺炎などの合併症にかかるなど重症化しやすいのです。

WHOが定めている特に注意が必要な人は予防としてワクチンを接種したほうがいいでしょう。以前の記事でインフルエンザ対策をするための予防方法を記載しました。

インフルエンザの流行を抑える対策として感染者と感染予防する人の行動によって流行の度合いがかなり変わってきます。インフルエンザ予防対策ではこのようなポイントをいくつも合わせて行うことでで感染リスクを0%に近づけていけます。個人の対策、集団の対策を徹底してインフルエンザに負けないようにしましょう!

以上、インフルエンザは世界中で蔓延している感染症! WHOの取り組みとはについてご紹介しました!

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